法話図書館 【名取芳彦のちょっといい話】ブログ

平成14年から連載された名取芳彦(なとり・ほうげん)先生のちょっといい話 ブログ版です。携帯電話からも見られます。
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第85話 一蓮托生
 阿弥陀さまの世界のことを極楽浄土といいます。ここはとってもいい所(酒も旨いし、ねえちゃんもきれいかどうかは知らない)なので、なかなか思うようにならないこの世じゃ修行もできないから、来世では極楽世界へ行きたいと願うのが浄土思想です。

 さて、その極楽にはたくさんの蓮がある。極楽浄土に行った人はその中の、どこかの蓮の花の上に生まれて、阿弥陀さまの慈悲のもとに、素晴らしい環境の中で思う存分修行することができる。
 人の情けの中で生きている私たちであれば、あの世へ行ってもそばにいたいと思う人がいても当然です。そこで、あの世へ行っても同じ一つの蓮の上に生まれようね……という思いが“一蓮托生”という言葉になりました(相手に“嫌です!”なんて言われないようにしたいものですな……)。ここから、良きにつけ悪しきにつけものごとに協同してあたり運命を共にする、という日本語の用法に転化していきました。

 さて、仏教ではどうして蓮が大切に扱われているのか、ここで勉強しておいてください。理由は主に3つ。

* その1!まず、水の中に生えているのに、水に濡れないんです。葉っぱの上の水なんかコロコロ転がってしまいます。毅然とした心でしっかり生きていくことを勧めてくれてる。
* その2!泥水の中で育っているのに、花は泥色に染まることはありません。自分の悪いところを周囲のせいにしちゃダメだよと教えてくれてる。
* その3!ツボミのうちから、花の中に実があるんです。だれでも、仏さまという実を、もともと持っているんだよと励ましてくれてる。

 だから、仏さまはだいだい蓮の上に載っているんです。この蓮が象徴するものをしっかりわかっていれば、私たちだって、蓮をイメージしただけで心がきよらかになっていきます。

 さて、次回は久しぶりに病院にお見舞いに行って思ったことをつづってみます。あなたが入院した時、どんな患者さんでいるつもりですか?




【オマケ】いつもご愛読下さいまして、ありがとうございます。
「第84話 なんか変だよなあ」の、ナゾナゾの謎は解けましたか?「なんか変だよなぁ・・・」のまま1週間を過ごしてしまった方に朗報です。
名取先生より、貴重な(?)アドバイス付きの回答が届きました!
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 このナゾナゾは次のように答えるのが正解とされています。
 3人の学生が結局2,700円払ったことは正しい。しかしこの2,700円は、旅館の女将がもらった2,500円と仲居がネコババした200円の合計です。したがって、2,700円に200円はすでに含まれており、本来足さなければならないのは、学生の手元に返ってきた300円なのです。……と。

※注意!
 この問題は、お酒の席で話題が途切れた時に、間に合わせのつもりで「ねえねえ、このあいだ不思議なナゾナゾを聞いたんだけどさ……」なんてやってはダメです。全員が黙って考え始めてしまい、お酒の席がヒドイ有り様になります。
 私はかつて、これで2度失敗したことがあるから言うのです。
posted by houwa-natori | 17:21 | ちょっといい話 | comments(0) | -
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