法話図書館 【名取芳彦のちょっといい話】ブログ

平成14年から連載された名取芳彦(なとり・ほうげん)先生のちょっといい話 ブログ版です。携帯電話からも見られます。
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第84話 なんか変だよなあ
 中学3年の受験勉強でよく深夜放送を聞いていた。学生でデビューしたてのユーミン(荒井由美)がゲストにでて、30分マイクを任されて、生で初々しくベルベット・イースターなんかを歌ってくれた(新橋のヤクルトホールで観客が四分の一しか埋まらなかった最初のコンサートをやる2カ月ほど前のことである)。
時間を5分ちかく持て余してしまった彼女は「おととい聞いた不可解な話なんですけど」と前置きして、こんなナゾナゾを出題した。

 3人の学生が旅館に泊まった。翌日3人は一人1000円の宿代を支払った。しかし宿屋の女将は、学生だからまけてやろうと、仲居に500円を学生に返すように言った。しかし、500円では3人では分けられないだろうと、200円ネコババして300円を学生に返した。ここからがこの話の不可解なところである。

 さて、300円返された3人の学生は、一人100円ずつもどってきたわけだから、結局一人900円支払ったことになる。3人で2700円だ。これに仲居がネコババした200円を足すと……あれ?2900円!あとの100円はどこへ行ってしまったのでしょう?

 その時は、ユーミンも答えを知らなかった。「皆さんも考えてください」と言ってスタジオを出てしまった。以来私は3カ月もこの問題に悩まされた。このナゾナゾは「この理論はここがおかしいではないか」という答え方をしなくてはならないので、文系の思考回路しか持ち合わせていない私には容易でなかった。「なんか変だよなあ」というのが精一杯だ。

 考えてみると、30年たった今でもこの「なんか変だよなあ」的会話を耳にすることがある。第11話で書いた「あなたには関係ないでしょ」とか「私の勝手じゃいないか」とか「他人に迷惑かけてないでしょ」なんていう言葉がそうだ。
そういう時には「うまく言えないけど、あなたの理論は何か変だよ」と相手に伝えるべきだと思う。なんか変だと思っていると、ちゃんとした答えが眼前に現れることもある。

 次回は、都鳥さんからいただいたお題「一蓮托生」でいきます。国語では行動や運命をともにする意味で使われる言葉ですが、もともとの仏教語の意味と、蓮の花が象徴するものをお伝えしてまいります。

 ※このナゾナゾの答えは、次週第85話の最後で紹介します。お楽しみに!!
posted by houwa-natori | 17:10 | ちょっといい話 | comments(0) | -
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