法話図書館 【名取芳彦のちょっといい話】ブログ

平成14年から連載された名取芳彦(なとり・ほうげん)先生のちょっといい話 ブログ版です。携帯電話からも見られます。
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第10話 苦 ―ご都合通り―
暖かい日の翌日、急に気温が下がると
「住職さん。こう急に寒くなったんじゃ、かなわねえよな」
と玄関で言うオヤジさんがいます。その時にはこう返します。
「そりゃ、旦那のご都合通りにはいかないよ」

仏教は、私たちがどうやって生きてたら、「苦しみ」のない、心安らかな暮らしができるだろうか――というのがスタートだし、ゴールでもあります。
で、考えた結果、まず苦の定義をしっかりしましょう、ということになり、「考えてみればさ、おれ達が苦と感じるのは自分のご都合通りにならないことだよね」と、そりゃそうだ、としか言えないところへ行き着きました。
つまり「苦」=「ご都合通りにならないこと」なんです。そう考えるから、四苦(生老病死)の中に生(生まれる方です。生きる方じゃありません)が入るんです。
どんな親の間に、いつの時代、何番目の子として、男か女に生まれることは、私たちのご都合以前のことだからです。

世の中には自分の努力や人の助けを借りて、ご都合通りになることもありますが、天気や、生理現象などは私のご都合以前のこと。ご都合通りという道ばかり歩ける筈がないのに、腹を立てたりする人(腹が出ている意ではない)がいますが、何だか余計なエネルギーを使ってるなという気がします。

次回は「関係ねえよ」で発信します。
posted by houwa-natori | 00:00 | ちょっといい話 | comments(1) | -
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コメント
そうですね。世の中思い道理に行くわけがありませんよね。相手の育った環境や微妙な思いや取り方はかえられません。自分もどのように思うか?かんじるか?わかりませんものね
2007/07/04 8:17 AM by だいちゃん
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